鮎の友釣りをしたいと思っても、身近に友釣りをしている人がいないと敷居が高く感じて、なかなか手を出しにくいものです。まったくの初心者でも気軽に始める方法はあるのでしょうか。
気軽に鮎釣りを始めてみよう
最近は初心者向けの友釣り教室や講習会を開催しているJF(漁協組合)が増えています。鮎釣り未経験者、これから始めたいと思っている人を対象にしているので気軽に参加できます。用具はレンタルできるので、まずは体験してから必要な竿や装備を購入できます。近くで講習会がないという人は、市販されている鮎釣りの入門キットを購入すると良いでしょう。本格的に友釣りを始めたいという人ではなく、川遊びの延長で鮎を獲って食べようという人向けですから、糸や仕掛け、ハリが付属されていて価格も安く、すぐに鮎釣りを体験できます。家族や友人たちとBBQをするついでに、まずは体験してみると良いかもしれません。
本格的に始めたい人は
最初から、数年使える竿を購入したいなら、釣具店で相談しながら選びましょう。仕掛けは慣れるまではセットになっているものを購入する方がよいでしょう。いずれ慣れてくれば、オリジナルの仕掛けが作れるようになるはずです。初心者には難しいハリの選び方ですが、3本イカリと4本イカリ、それぞれ6.5号、7号あたりを揃えておくといいでしょう。3本イカリは深く仕掛けることができますし、4本イカリは掛かりが速いという特徴があります。
最初は川幅が狭い小規模河川で始めましょう。透明度が高い河川を選んでください。水が澄んでいれば、根掛かりしても外しやすいですし、鮎の動きが目視できます。生きた鮎をオトリに使う友釣りでは、オトリが元気に泳ぐことが釣果を得る条件です。オトリは3匹以上用意して、元気がなくなってきたら交換するようにすると良いでしょう。釣れなければポイントや立ち位置を変えて挑戦してみてください。友釣りの竿は長いため、他の釣り人とは距離を開け、最低上下竿2本分以上開けましょう。マナーを守って鮎釣りを楽しんでください。