鮎釣りビギナーにおすすめの見釣り・ポイントと方法

水面から見えている魚を釣る見釣り(みづり)。見える魚は釣れないというのが常識ですが、鮎の場合は目視できる魚もけっこう釣れることが多いのです。ビギナーや子供にもおすすめの見釣り。どんなポイントを選ぶとよく釣れるのでしょうか。

 

見釣りできるポイント

水中の鮎が目視できるほど、水深が浅いチャラ瀬を選びましょう。水深10~20㎝程度がいいでしょう。流れは緩やかで、魚が見えることが大切です。ヘチ(岸ギリギリのフチ)なら川に入る必要がありませんし、短い竿でも釣れます。場荒れしていないので、トロ場のヘチは絶好のポイントなのです。

 

見釣りの方法

鮎が見えるまでは竿を入れません。鮎がいるポイントさえ見つかれば、もう見釣りは成功したと言っても過言ではありません。ただし、鮎の群れが見つかっても釣れる群れ、釣れない群れがあるので、見分けることは大切です。ぐるぐると回っているような群れ、いわゆる巻いている群れは釣りやすいです。背びれが見えそうなほど浅瀬にいる群れも釣りやすいです。素早く移動する中層にいる群れは釣りにくいのでビギナーにはおすすめできません。また、川を下っている鮎は産卵に入るため釣りにくいです。

見釣りに使う竿はなんでもかまいません。針は3本イカリを使うと良いでしょう。警戒心を与えないように、オトリを送り込む際には。いったん下流側にオトリを投げ入れて、ポイントまで戻すとよいでしょう。オトリをうまく群れになじませましょう。竿の角度を探って、オトリが自然に泳げるようにしてください。ゆっくりと泳がせてアタックを待ちます。オトリが元気すぎて制御できない場合は、0.5号くらいの軽めのオモリを使うこともできます。かからない場合は、オトリを刺激して尾を振らせてサソイをかけたり、上流に素早く弾いて追い気を出すなどのテクニックを使ってみましょう。他にも見釣りに使えるテクニックはたくさんあるので、釣りの先輩たちを見て習得しましょう。