鮎釣りにおいてよく耳にする「ハリのケラレ」「底バレ」とはどう意味でしょうか。ケラレや底バレを防ぐためには、最適なイカリ針を選んで交換するタイミングを間違えないようにしましょう。
「ケラレ」「底バレ」とは?
ケラレとは野鮎がオトリにアタックしてきたけど、針にかからなかったということ。分かりやすく言えば、針が刺さらなかったということです。底バレもケラレのことです。底バレまたはケラレの原因は、鈎が小さい又は形が合っていない、針先が鈍っているなどでしょう。状況に合った鈎に交換することでケラレ、底バレは防げます。バラシは鈎合わせの他、竿さばきや引き抜きの強さなども関係してきますが、ケラレについては鈎合わせでほぼ対処できるはずです。ケラレる又は底バレしたら針を交換しましょう。交換しないと「またケラレた!」ということになりかねず、オトリが弱ってしまいます。
針の選び方
解禁になったばかりであれば、若鮎で身が柔らかいため身切れしやすくなります。そんなときはストレートの太軸タイプで、3本イカリを使うと身切れを防げます。
1年魚の鮎は成長が早く、成長に伴って革が硬くなります。そのため夏本番から秋にかけては、ハリ立ちしにくく、ケラレが増えます。大型細軸タイプがおすすめです。柔らかい針ではハリ立ちしません。イカリでバレるならチラシやヤナギを使うのもいいかもしれません。
交換のタイミング
ケラレたり、バレたりしたら交換します。また、しばらくアタリがないからと交換しないでいると、針先が石にこすれたりして鈍りますから20分に1回あるいは30分に1回など自分の中で目安を決めて交換してください。ポイントを移動するときに交換する、オトリを変える時に交換するという人もいます。また、かかった野鮎の傷が大きい時は交換した方がいいでしょう。針先が鈍っていたり、針のサイズが合っていないために傷ができるので、針の種類やサイズを変えてみてください。