鮎の友釣りに初挑戦するなら、装備と道具を揃えるところから始めましょう。必要な道具や装備がなければ、釣りを始めることはできません。釣り道具店で相談するのも良い方法ですが、買い物に行く前に、せめて最低限必要な物のベースとなる知識は備えておきましょう。
鮎の友釣りに必要な道具
(1)友釣り専用の竿
友釣り用の竿にはリールもウキもありません。オトリを操作するためには、軽量で7~11mの長い竿が必要です。
(2)仕掛け
友釣りの基本的な仕掛けは竿につなぐ天井糸、目印をつける水中糸、オトリをつけるハナカン周り、掛けバリの4つの部分から成り立ちます。初心者の場合は天井糸からハナカン周りまで揃っている市販の完全仕掛けを使うのがおすすめです。
(3)掛けバリ
イカリ型の3、4本タイプがいいでしょう。
(4)タモ
オトリを交換するときなどに使用するので柄の長さは50㎝程度です。
(5)曳き舟
釣っている最中に体につけてオトリの鮎を保管するためのものです。
鮎の友釣りに必要な装備
(1)帽子
鮎釣りのシーズンは6~10月ですから日差し対策は必須です。
(2)偏光グラス
(3)ベスト
(4)ウェーダー
水が冷たいので保温性の高い胴長靴が必要です。膝上までくるハイウェーダー、腰まで覆うエストウェーダー、オーバーオールタイプのチェストハイウェーダーの3種類あります。
(5)滑りにくい靴
ケガを防ぐために、コケのついた岩の上でも滑りにくい靴を履きましょう。滑りにくく防水性に優れた鮎タビもおすすめです。
ハイウェーダーを履くなら、上流から何が流れてくるか分かりませんから、水着の下に速乾性のタイツを履いておくと安心です。日差しが強いので長袖着用で、首筋を保護するためにタオルやバンダナを首に巻いておくのがおすすめです。また、オトリ屋で遊漁券を購入しておきましょう。見回りに来る監視員から購入することもできますが、割高になるのでオトリを購入する時に、オトリ屋で遊漁券を買っておく方がよいでしょう。1日券もありますが、何度も訪れる予定ならシーズン券を購入した方がお得な場合もあります。