1.鮎釣りで使うタモの網目の違いとは?
鮎釣りは一般の釣りと違い、テクニックや道具の選定が大切なポイントです。鮎釣りの楽しみは、特殊な釣り方だけでなく、自分に合わせた道具の選定も魅力のひとつなのではないでしょうか。
鮎釣りに必要な道具のひとつとして、「タモ(玉網)」があります。幅広い種類のタモが販売されており、鮎釣り初心者は何を重視して選べばよいか、迷ってしまいます。同じタモでもサイズや使い勝手、使用するシチュエーションによって選び方が異なるので、確認することが大切でしょう。
タモの大きさは、一般的に39cmと36cmの2種類があります。その他にも「返し抜き用」など販売されていますが、初心者が選ぶのであれば39cmを選ぶと良いでしょう。36cmは腰より高い水位での釣りの場合に便利です。流れが強く深い場所に立ち込むと、水圧が強く、タモが折れてしまう可能性があります。水流の抵抗を考えると、コンパクトな36cmを選ぶのがおすすめです。
タモの網目の細かさも、種類によって違います。1mmから5mmまでの網目が販売されており、網目が細かいほど価格も高くなります。網目が細かいメリットは、針や逆さ針が網目にひっかかりにくく、トラブルなく釣りが楽しめることです。また、鮎のヌメリもとれにくいため、オトリ鮎を捕まえる際には元気なオトリ鮎を送り出すことができるでしょう。デメリットは、鮎を釣る際に水の抵抗が大きくなることです。強い川の流れで鮎釣りをする際は、抵抗を受けにくい、網目の粗いタモを使うことで釣りを楽しむことができるでしょう。場面によってタモを使い分ける方法もおすすめです。
2.鮎釣りで使うタモの素材の違いとは?
網だけでなくナイロン素材を使用しているタイプがあり、「袋タモ」と呼びます。袋に水を入れることができるため、オトリ鮎を外さずに移動したいシチュエーションにおすすめです。特に、上流域などあまり川に立ち入らずに釣りをするポイントで活躍するでしょう。しかし、網と違い、水を通しにくい性質なので、川の中では水流の抵抗が受けやすいです。川へ立ち込む際には、網目のタモがおすすめでしょう。