鮎は味が美味しいだけでなく、ミネラルや必須脂肪酸など他の食材からは摂りにくい栄養が多く含まれた健康食材です。調理方法としては塩焼きが一般的ですが、できれば他のレシピも織り混ぜて飽きずに食卓に並べたいですよね。意外に思われるかもしれませんが、ほろ苦くて柔らかい鮎の身は春巻きの餡にも使っても美味しく仕上がります。ご家庭に常備されている調味料を使えば、本格的な春巻きを簡単に作ることができます。
【材料(2人分)】
・鮎…2尾
・もやし…50g
・ピーマン…50g
・にんじん…50g
・オリーブオイル…大さじ1
・昆布だし…200cc
・しょうゆ(うすくち)…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・水溶き片栗粉…大さじ3
・春巻きの皮(四角タイプ)…4枚
・小麦粉のり…適量
・揚げ油…適量
・酢…適量
・胡椒…適量
【作り方】
(1)鮎は表面のヌメリとウロコを取って流水で洗い、お腹に包丁を入れて内臓を取り出します。流水で血合いを洗い流し、3枚程度におろします。
(2)ピーマンとニンジンをそれぞれ細切りにして、もやしはひげの部分を切り落とします。
(3)熱したフライパンにオリーブオイルをなじませ、(2)の具材を加えて炒めます。
(4)具材がしんなりと炒まってきたら、昆布だし、しょうゆ、砂糖を加えてさらに炒めます。
(5)具材にしっかりと火が通ったらフライパンから取り出し、残った汁に鮎を入れて熱します。
(6)火が通ったら鮎を取り出して、(6)で取り出した野菜を再度フライパンに戻して水溶き片栗粉でとろみをつけます。とろみがついたらフライパンから取り出して冷まします。
(7)広げた春巻きの皮に、(7)で作った餡と(6)で作った鮎を乗せて包み、端を小麦粉のりで止めます。
(8)170度に熱した揚げ油で(8)を揚げ色がつくまであげます。揚がったら取り出して一口サイズに切り、お皿に盛り付けてます。酢とこしょうを混ぜたタレを上からかけて出来上がりです。
【ひとことアドバイス】
春巻きの皮はきつく巻かずに、少し空気が入るように巻くのがサクサク食感を残すコツで
昆布だしは水でも代用できますが、うまみを出すには出汁を使うことをおすすめします。