鮎を釣ってみよう!
鮎釣りが解禁になると、地域によっては初心者向けの体験会などが行われます。初めての人はこうした会に参加することをオススメしますが、簡単に必要なものや流れだけでも把握しておきましょう。まず必要な道具は、釣り竿、タモ(取っ手のついた網)、引き舟(腰ベルトなどにつないでおき、川に浮かべて釣った鮎を一時的に入れるものです)。友釣りの場合は、生きている鮎を2.3匹連れていきます。服装は、帽子、サングラス、濡れても大丈夫な長袖(日差しが強いので必ず長袖です。首元もしっかり保護してください)、ベスト、鮎釣り用タイツ(川に入ったままになるので保温性が高いもの)、水中タビもしくはブーツ(鮎がいる川は石や岩がゴロゴロして藻などが生えているので、滑りにくく踏ん張りが効くものを選びます)です。いきなり全てを揃えるのは難しいので、体験やレンタルを通して自分に合うものを見つけてください。
鮎を釣る場所は川の中上流域が多いです。先の通り上質なコケや藻があればそこをナワバリとして暮らしていますので、岩場などが狙い目です。そして必ず川に入る前にルールを確認することを忘れないでください。このルールとはいくつかあります、ひとつは、川で釣りをするための「入川券」を購入すること。これはその川の保護や整備、稚魚の放流など河川の継続に必要な費用です。二つ目は、川の中で釣りが許可されている範囲を確認することです。網の使用が大丈夫か、友釣りが許可されているスペースかを事前にきちんと確認します。また、釣りの前後や最中に河川を汚すことの無いよう一般的なマナーも順守してください。駐車禁止の場所に車を止めたり、誰もいないから無許可で行うなど釣り以前の法律違反はご法度です。実際の釣りでは、岩場や流れの早いポイントを狙ってみましょう。1匹釣れたら、今度は釣れた鮎をオトリ鮎として使用することをオススメします。同じ1匹だけを使い続けるのは弱ってしまうので気を付けてください。また、釣り場ごとに最小サイズが決められていますので、あまりに小さいものは川へ返すことも忘れないでください。