いざ鮎釣りを始めてみても、釣果が伸びないということは少なくありません。友釣りの師匠や先輩がいなくても、釣果が伸びる方法はあります。釣れない原因を考え、改善することで釣果を伸ばしましょう。
釣れない原因は環境?
釣れない原因は環境でしょうか?そもそも鮎がいなければ、釣れるはずがありません。鮎がいそうなポイントを探すには、鮎の生態を知る必要があります。季節や気候、川の水位や時間帯などにより、鮎がいる場所は変わります。シーズン初期なら瀬をメインに釣りましょう。梅雨明けして気温が高くなったらチャラ瀬、トロ瀬、荒瀬で釣れます。8月も下旬になってくると厳しい残暑で鮎はトロ場に逃げ込みます。早朝、昼、夕方と時間帯によっても移動するので、岩のハミアトなどを見て確認してください。釣れないときは、ポイントを変えましょう。5分以上アタリがなければ、別のポイントを探すか、立ち位置を変えてみるのも一つの手です。
釣れないのはオトリの位置が原因?
友釣りではオトリを野鮎が泳いでいるところに送り込む必要があります。川底を元気に泳いでいるのが理想ですが、オトリは時間がたつと弱って浮いてきてしまいます。引き釣りの場合は、竿を寝かせてオトリを底まで沈ませましょう。野鮎の位置よりも上を泳いでいるオトリにアタックしては来ませんから、オモリをつけて適正な位置に送り込みましょう。オモリは目印にもなりますし、流れに負けて流されたり浮いたりするのを防げるので初心者ほどオモリを装着する方が良いでしょう。
オモリは0.3号~5号の間で、流れの速さと深さ、オトリの体長に合わせて選びます。ハナカンから10~30㎝くらい離して着けますが、装着する位置に特に決まりはありません。初心者ならば、0.5号のオモリならハナカンから5㎝離す、1号なら10㎝といったように、マイルールを作ってもいいでしょう。試しているうちにベストな位置が分かってくるはずです。いろいろ試して研究するのも釣りの楽しみです。