友釣りに必要な道具や装備を準備し、オトリを用意したら、いよいよ友釣りを始めます。良く釣れるポイントを選びましょう。釣りビギナーが覚えておきたいのは｢瀬｣｢トロ場｣｢チャラ場｣の3つのポイントです。
ポイント1･瀬
水深が比較的深く、流れが速いのが瀬です。水深はおよそ20~50mくらいです。石や小石が多く、良いコケ(釣り人はアカと呼ぶ)がつきやすいので、縄張り意識の強い野鮎がいます。流れの速い瀬ではオトリが弱りやすいですが、野鮎のアタックと水流とで引きの強さを体感できます。特に水位が高く激しく泡立っているような場所は荒瀬といい、釣りにくいものの、活きの良い大型の鮎がかかりやすいポイントです。橋の上など高い所からいったん川を見て、輝いている所や筋を狙いましょう。
ポイント2･トロ場
川の流れは比較的緩やかで、水深がある程度ある場所です。トロ場の野鮎は激しく移動しています。時間帯や水位により移動するので、釣果がない時は竿を入れる角度や向きを変えてみましょう。角度水深の浅いトロ場を浅トロ、水深が深いところを深トロとよびます。トロ場では泳がせ釣りで。浅瀬、昼トロと言われますから、朝イチで釣れなければ、太陽が昇って水温が上がってからチャレンジしてみましょう。
ポイント3･チャラ瀬
水深10~20mの浅くて流れが緩やかな瀬です。鮎釣り初心者はチャラ瀬でチャレンジしてみましょう。チャラ瀬で釣るコツは、オトリを上に向かって泳がせることです。竿を立てて泳がせ釣りで釣りましょう。チャラ場の鮎は、釣り荒れが起きていなければ数が豊富です。水深の低いチャラ瀬では川底の石が良く見えるので、まずは観察してください。水中の中で黒く磨かれたようになっている石、鮎のハミ跡(アカを食べた跡)がある石を探しましょう。チャラ瀬には縄張りにこだわらない、群れ鮎もいますので、集団で群れている野鮎を狙えばうまくいけば大漁も狙えるかもしれません。
