鮎を釣る方法に、友釣りといった有名な釣りの方法があります。これは、稚魚から成魚になった鮎が海から川へ上り、鮎の餌であるコケの生えた場所を自分の縄張りとする鮎が、他の鮎に縄張りを侵入されたときに、追い払うために近づいてくるという鮎の習性を生かした釣りの方法です。友釣りは、他の魚を釣る場合と準備や手法が異なってきます。鮎の友釣りを行う際は、川に行く前に必要な準備があります。川の近くには、鮎を釣るために必要なものをそろえているお店があります。そこで必要なものをそろえてから川へ向かいましょう。
鮎釣りに必要なもの
鮎を釣るには、おとりとなる鮎、そして遊漁券というものが必要になります。他の魚を釣るときとは異なるので注意しましょう。釣り場で購入することができます。
おとりの魚
場所によって異なりますが、おとりの魚を自分で選ぶことができるところもあります。初心者の方は、自信がなければ、お店の人に選んでもらう方が良いです。自分で選ぶ場合は、背中が黒くなっている魚を選ぶといいでしょう。一般的に、トラブルに備えて2匹用意しますが、初心者の場合は失敗することも多いので、3匹から4匹ほど購入しておいてもいいかもしれません。おとりをボックスに入れたら、川に運ぶまでにおとりが弱ってしまわないように、ボックスにエアポンプを付け、酸素を絶えず送ります。ボックスを運ぶ際に車などが水浸しになる心配のある人は、専用の防水ケースもあります。
遊漁券について
遊漁券には2種類あります。一つは、日券です。一日のみの使用となっています。もう一つは、シーズンを通して釣りをすることができる年間券です。何回も利用したい人はこちらを買うとお得です。値段は日券の3倍程度します。遊漁券は帽子か背中の見えるところに付けましょう。帽子には糸で付けることができます。また、大抵のベストには背中にメッシュのポケットがついているので、そこに遊漁券を入れることができます。