身がほろほろな鮎は、南蛮漬けにしてさっぱりと美味しく食べることができます。南蛮酢は簡単に作れて、そこに鮎を一晩ほど漬けておくだけで味が染み込んで旨味がグッと増します。甘酸っぱい南蛮漬けは、ご飯のおかずにもお酒のアテにもぴったりなおすすめレシピです。
【材料(2人分)】
・鮎…4尾
・塩…少々
・薄力粉…小さじ1
・揚げ油…適量
・ピーマン…1コ
・玉ねぎ…1/2コ
・にんじん…1/2コ
(南蛮酢)
・酢…大さじ3
・しょうゆ…大さじ3
・料理酒…大さじ1
・みりん…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・鷹の爪…小さじ1/2
【作り方】
(1)鮎は表面のヌメリとウロコを取って流水で洗い、お腹に包丁を入れて内臓を取り出します。血合いを流水で流し、水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
(2)ピーマンは細切りにして、ヘタと中のタネを取ります。玉ねぎは薄くスライスし、にんじんは皮を剥いて細切りにします。
(3)下処理をした鮎の表面に塩を軽くふり、その上から薄力粉をまぶします。
(4)フライパンで揚げ油を170度まで熱し、薄力粉をまぶした鮎をあげます。表面に上げ色がついてきたらフライパンから上げて油を切ります。
(5)鍋を用意し、南蛮漬けの材料を混ぜ入れて中火で加熱します。材料がぐつぐつと煮立ってきたら火を止めます。
(6)耐熱容器に揚げた鮎、(2)で切った野菜、(4)の南蛮酢を入れ、2~3分おいて冷やします。粗熱が取れたらラップをかぶせて冷蔵庫で30分~60分寝かせます。長く寝かせるほど南蛮酢の味が染みて美味しく仕上がります。
(7)お皿に盛り付けて出来上がりです。
【ひとことアドバイス】
野菜類はなるべく薄くスライスしたほうが、南蛮酢が染みやすくなります。鮎を南蛮酢に一晩つけておくとグッと味が染みて美味しくなります。また、今回は苦味のある腹わたを取り除いて調理していますが、鮎の腹わたにはミネラルや必須脂肪酸などの栄養が多く含まれています。ほろ苦い味も鮎の旨味の一つなので、特に抵抗がなければぜひ取り除かずにそのままお召し上がりください。