鮎は塩焼きにして食べるのが最もシンプルでポピュラーですが、鮎を1尾まるごと使って天ぷらにすると塩焼きとは違う食感が楽しめます。今回は大葉ともみじおろしを使ったレシピですが、お好みの薬味とポン酢でさっぱりとお召し上がりいただけます。美味しいだけでなく調理も簡単なレシピで、ご飯のおかずになるのはもちろん、ほろ苦い鮎のうまみはお酒との相性も抜群です。
【材料(2人分)】
・鮎…6尾
・水…適量
・塩…小さじ1/4
・薄力粉…10g
(衣)
・溶き卵…1コ
・冷水…80ml
・薄力粉…50g
・揚げ油…適量
・大葉…2枚
・もみじおろし…小さじ2
【作り方】
(1)鮎の表面を包丁で擦るようにして、ヌメリとウロコを取り除きましょう。それが済んだら流水で洗い流し、キッチンペーパーで余分な水気を拭き取ります。
(2)水気を取った鮎の両面に軽く塩をまぶして5分程度おき、表面に水気が出てきたら薄力粉をまぶします。
(3)ボウルに溶き卵と冷水を入れて混ぜ、よく混ざったところに薄力粉を加えてさらに混ぜます。やや薄力粉の粉っぽさが残る程度に混ぜたら、鮎をくぐらせます。
(4)170度に熱した揚げ油に、衣をくぐらせた鮎を入れて7分ほど揚げます。衣の表面がきつね色になってきたら油から取り出します。
(5)大葉ともみじおろしを盛り付けたお皿に揚げた鮎を乗せて出来上がりです。
【ひとことアドバイス】
鮎は大きさによって必要な湯で時間が変わりますので、様子を見ながら揚げてください。塩加減はお好みで調整のうえ、薬味はもみじおろしの他にも大根おろしや唐辛子、かぼすなどお好みでご用意ください。衣は混ぜるときに薄力粉の粉っぽさを少し残すのがサクサクに仕上げるコツです。また、今回は鮎の頭や尾、腹わたは取り除かずに揚げていますが、苦手な場合は適宜取り除いた上で調理してください。鮎の腹わたはほろ苦くてお酒に合うだけでなく、カルシウムをはじめとするミネラルやDHAなどの必須脂肪酸が多く含まれています。栄養価が高い部位なのでぜひ食べてみてはいかがでしょうか。