鮎は身が柔らかく美味しいだけではなく、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルや、EPAやDHAといった必須脂肪酸など非常に豊富な栄養を含んだ健康食材です。鮎を使ったレシピとしては塩焼きが一般的ですが、他にも簡単かつ美味しく調理すれば飽きずに食卓に並べることができます。
鮎の肝は程よく苦味があるため、甘い白みそとよく会います。お酒が進む鮎の肝みそ焼きをおつまみに、今夜は一杯いかがでしょうか。
【材料(2人分)】
・鮎…2尾
・白みそ…大さじ1
・酒…大さじ1
・塩…少々
・スダチ…1コ
・ミョウガ…2コ
(甘酢タレ)
・米酢…大さじ3
・砂糖…大さじ1
・塩…少々
【作り方】
(1)まずは下ごしらえとして、千切りにしたミョウガを熱湯にくぐらせて冷まします。甘酢タレの材料をボウルで混ぜたら、水気を切ったミョウガを漬けて冷蔵庫で冷やします。スダチは絞りやすいように4分の1にカットします。
(2)鮎の表面のヌメリとウロコは、包丁の先を使って擦るようにして取り除きます。鮎のお腹にまっすぐ切り込みを入れて腹わたを取り出したら、身は水で洗って水気を拭き取り、腹わたは包丁の背で叩きます。
(3)次にボウルを用意し、白みそと酒を混ぜます。よく混ざったら、叩いた腹わたを加えてさらに混ぜ、目の荒いザルでこします。
(4)よくこした肝みそを鍋に移し、焦げないように弱火で水気を飛ばします。水気が飛んで元のみそ程度の硬さになったら火を止めます。
(5)粗熱が取れた肝みそを鮎の腹に戻し入れ、両面に塩をまぶしてグリルで焼きます。
(6)両面に程よく焼き色が付くまで焼けたら、お皿に移し、スダチと汁気を切ったミョウガを添えて出来上がりです。
【ひとことアドバイス】
肝の苦味と白みその甘味が程よく混ざり合う鮎の肝みそ焼きは、ビールだけでなく焼酎や日本酒、ワインなど幅広いお酒によく合う絶品おつまみです。お使いのグリルによって焼き加減が異なるので、焼き時間は様子を見ながらご調整ください。スダチはレモンやカボス、ミョウガは新生姜などで代用可能なので、お好みに合わせてお作りください。