鮎にはEPAやDHAといった必須脂肪酸など、他の食材からはなかなか摂れない栄養が豊富に含まれています。代表的な食べ方はシンプルな塩焼きですが、他のレシピを知らない方も案外多いのではないでしょうか。
和風の調味料で鮎を甘辛く煮て食べる甘露煮は、塩焼きと並んで鮎の代表的なレシピです。一般的なご家庭に常備されている調味料とフライパンだけで簡単に作ることができます。タレの甘辛さがほろ苦い鮎の旨味を引き立てるレシピです。
【材料(2人分)】
・鮎…4尾
・ショウガ…10グラム
・水…250cc
・料理酒…大さじ3
・砂糖…大さじ3
・しょうゆ…大さじ3
・みりん…大さじ3
・笹の葉…2枚
【作り方】
(1)まずは下ごしらえとして、鮎の表面を包丁で擦るようにしてヌメリとウロコを取り除きます。ヌメリとウロコがきれいに取れたら、お腹にまっすぐ切り目を入れて内臓を取り出します。ここまで済んだら、流水で表面のヌメリと中の内臓を洗い流し、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
(2)ショウガは皮を剥き、薄く切ります。
(3)水気を拭き取った鮎と薄切りにしたショウガをフライパンの上に均等に並べ、水、料理酒、砂糖、しょうゆ、みりんを加えて中火でゆっくり熱します。
(4)中火で熱した(3)が沸騰しはじめたら、落とし蓋をしてさらに中火で15分ほど煮ます。
(5)タレにとろみが出てきたら落とし蓋を外し、タレを鮎にかけながらさらに中火で10分ほど煮詰めます。
(6)鮎が煮詰まったら火を止め、笹の葉を敷いたお皿に盛り付けて出来上がりです。
【ひとことアドバイス】
加熱中は水分の様子を見ながら、水が足りなくなってきたら少しずつ注ぎ足して調整してください。今回のレシピでは一般的な白砂糖を調味料に使用していますが、きび砂糖を使えばさらにコクが出て美味しく出来上がります。また、今回は鮎の内臓を取り除いて調理していますが、お好みで取らずに食べても美味しく食べられます。鮎の内臓は栄養価が非常に高いので、是非お試しください。