苦味と匂いの強い鮎ですが、簡単な甘露煮にすることで子供から大人まで食べられるようにアレンジすることができます。鮎は栄養素が他の魚よりも豊富なため、積極的に食卓へ並べるのがおすすめです。多めの量で一気に作ることで、しっかりと味を染み込ませることができます。
材料(4人分)・鮎 20尾・醤油 1カップ・日本酒 1カップ・みりん 1カップ・砂糖 大さじ4・山椒 少々・水 適量
鮎の簡単甘露煮の作り方
まずは、下準備として鮎の内臓を取り出し丁寧に洗っておきます。下準備をしている間にオーブンを200度に予熱しておきましょう。鮎を煮る前にオーブンやグリルで焼いておくことで、煮崩れ防止に繋がります。天板にクッキングシートを敷き、200度のオーブンまたは魚用グリルで15分焼きます。焼いている間に圧力鍋を準備し、調味料(醤油・日本酒・みりん・砂糖)と山椒を入れて煮立たせます。砂糖の量は少なめにしてあるため、好みに合わせて調節するのがおすすめです。山椒が苦手という人は鷹の爪で代用することもできます。鮎が焼けたら、準備しておいた鍋に入れましょう。このとき鮎がひたひたになるまで浸かっていなければ、水を足して調整します。調整できたら蓋をして強火で熱し、圧力がかかればそのまま弱火にして30分煮ましょう。その後火を止め、20分程度放置します。放置した後に蓋をあけ、水分が多い時はそのまま再度火にかけて水分を飛ばしましょう。圧力鍋を使うことで小骨まできちんと火が通り、柔らかくて丸ごと1匹食べられるようになります。腹ワタを取り除くので子供でも食べられるのがポイントです。
取り出した腹ワタは味噌を和えてつまみにしてもOK
鮎を20匹調理すると、取り出した腹ワタも量が多くなります。鮎の腹ワタには栄養素が豊富に含まれているので、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。そのため白味噌や赤味噌と和えて火を通し、つまみとして食べてみてはいかがでしょうか。