天然の鮎は塩焼きなどにして食べるのが一番美味しいと言われていますが、最近はなかなか天然の鮎は売られていません。手に入りやすい養殖鮎は天然鮎よりも脂が多いため、塩焼きよりも干物にしてみてはいかがでしょうか。材料は鮎5尾に大して水500ml弱と塩小さじ1/3のみです。
鮎の簡単干物の作り方
鮎の干物を作るときは、まず鮎を切り開くところから始めます。鮎の頭を切り落とし、背中から包丁を入れていきます。丁寧に切り開いたら、腹ワタを取り出し専用のブラシなどを使用して丁寧に水で洗い流します。流水に当てながら洗うと、より綺麗になります。丁寧に洗い流した後は、少し深めのタッパを準備しましょう。タッパの中に鮎を入れ、ひたひたになる程度の水を入れます。最後に塩を入れますが、一晩浸けておくため薄めにしておくのがコツです。その後、冷蔵庫で一晩寝かせましょう。一晩おくと白っぽくなりますが、問題はありません。タッパから鮎を取り出したら、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取りましょう。干物用の網に鮎を置き、陽が落ちるまで天日干しします。途中で裏返す必要はありませんが、虫除け対策はきちんとしておきましょう。1日干しておくだけでも十分ですが、天気によっては物足りないと感じるため調整するのがおすすめです。天日干しした干物を食べる時は、トースターで温めると一層美味しく食べられます。
鮎の干物を作るときは天気が良い日を選び、風通しのいいベランダなどを使用しましょう。天然鮎よりも養殖鮎や冷凍鮎を使用するのがおすすめなため、夏の時期からズレていても挑戦しやすい料理の一つでもあります。中でも小さめの鮎は塩焼きにしても食べ応えがないため、干物にするのがおすすめです。干物は調理が簡単なうえ必要な調味料も少ないため、いつでも簡単に取り掛かれるのもポイントの一つです。子供から大人まで食べられるため、干物の作り置きをしておくのもおすすめです。