冷凍鮎の正しい保存方法と美味しい食べ方とは?

冷凍の鮎を食べるときは正しい冷凍方法と保存方法、そして解凍をする必要があります。鮎を冷凍するときは、まず丸ごと冷凍できるだけの場所を確保しておきましょう。袋やタッパなどの容器に鮎を入れ、水を張って冷凍します。これは氷漬け冷凍と呼ばれており、鮎の保存方法として適しています。この時、鮎の腹ワタを取り出すなどの下処理は必要ありません。そのままの状態で冷凍するようにしましょう。氷漬け冷凍の場合は、解凍する際に氷のまま水を張った容器に入れて解凍させます。氷漬け冷凍をするほどの場所が確保できないという場合は、ラップなどで丁寧に包むか、袋に入れて空気を抜いて冷凍すれば問題ありません。

 

冷凍鮎はどのように調理するのがおすすめ?

冷凍鮎を美味しく食べるには、甘露煮のようにしっかりと味付けをしたものがおすすめです。甘露煮に必要な材料は、鮎、醤油、みりん、酒、砂糖だけなので、どの家庭でも常備してあると思います。まずは冷凍していた鮎を解凍し、キッチンペーパーで水気を拭き取ってグリルやオーブンで丁寧に焼きます。腹ワタが苦手な人は取り出しても問題ありません。あらかじめ焼き目をつけることで、煮た時に煮崩れする心配がありません。そして底が広めの鍋に調味料と鮎を入れ、味付けを確認しながら水を足します。弱めの中火で火にかけ、3~4時間程度じっくりと煮込みましょう。弱火でじっくり火を通すことで、骨まで柔らかくなり丸ごと食べられるようになります。最後に水あめを加え絡めたら、完成です。

時間がある場合は鮎を焼いたあと一夜干しにし、鍋に入れたら番茶で1時間程度煮込みます。煮汁を捨てて再度番茶を注ぎ煮込むという作業を2~3回程度繰り返すと、より美味しい甘露煮ができます。甘露煮は子供から大人まで食べられるうえ、冷凍鮎で作れるので年中調理することができます。甘露煮のような煮物は調理した後も日持ちするので、冷凍鮎を購入した際にはぜひ一度調理してみてはいかがでしょうか。